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障がい者の就労と自立を応援します

2019年03月

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 ソウル駅から仁川(インチョン)空港に行く、空港特急 AREXの乗り場はソウル駅の地下7階にあります。東京駅が地下5階ですから、まだ深いホームです。
 
 迷走している国はイギリスだけではありません。いちばん近い隣国、韓国もそうだと思います。慰安婦問題からはじまって、レーザー照射問題、国会議長の侮辱発言など、国家としての機能を失くしている様に見えます。「ウソをつく」「国と国との約束を公然と破る」日本との関係だけではなく、他の国からも信用度を落としています。隣国として心配になります。慰安婦問題などで騒いでいる人の中には、若い世代の人も結構な率でいます。先週も少し書きましたが、一部の「アジテーター」にあおられて、何も分からずに参加しているのでしょう。大変危険だと思います。
 
 「竹島」という日本の領土を奪っておいて、日本の事を逆に「どろぼう」呼ばわりするなど、もう支離滅裂です。極めつけは天皇陛下を侮辱するなど国としては、絶対やってはていけない事を平気でやるなど、もう国としてのガバナンス(統治)がとれていないのです。国家としての体裁を保っていませんし、機能不全の様にも見えます。キャンキャンと吠えるだけの子犬の様に思えます。この様な状況でも我が国は今のところは冷静に「大人の対応」をしているので頼もしく思います。官房長官のコメントもきわめて冷静沈着です。気の短い私には、逆に「もう少し怒れよ」と思う事もあります。
 
 ここまで書くと、「お前は嫌韓派か」と言われそうですが、実は韓国は大好きです。ほぼ毎年1回は行っています。文化や土地の人たち、韓国ドラマも大好きです。すべての季節に行っています。それぞれの季節の良さを感じて帰ってきますが、やはり花の多い春や、紅葉が美しい秋がどうしても回数的には多くなっています。ツアーではなく、ほとんどが個人旅行です。おかげで、東京の地下鉄より、ソウルの地下鉄の方が詳しくなりました。最近は、1日は地方へ日帰りの小旅行にも行っています。地方の文化に触れる楽しみも覚えました。日本では失われてしまった、「年長者を敬う心」もまだ残っています。地下鉄でも、若者が席をゆずってくれます。食事も日本語メニューのあるレストランではなく、街の食堂で食べられる様になり、行きつけの店も何軒も出来ました。地元の市場のキムチ売りのおばさんとも友達になり、行く時にはお土産を持っていくようにもなりました。
 
 あるとき地元の人にも人気のある、ソウルの食堂で食事をしていると、相席になった80代と思われるおじいさんから、日本語で話しかけられました。韓国で7080代の人は結構日本語を話せる人が多いのです。たわいない雑談からはじまりましたが、そのうちに「今の韓国と日本の関係を君はどう思うか?」と聞かれたのです。ヤバイと思いました。アウェイで政治の話は絶対避けなければなりません。差しさわりのない無難な内容で言葉を選んで話しました。しかし、そのおじいさんは意外な事を言ったのです。「今の韓国の政府は間違っている。一番近い日本と仲よくしなくてどうするのか」と現政権を痛烈に批判するではありませんか。
 
 これを聞いて、すっかり安心して食事ものどを通る様になりました。ひとりだけの考えで決めるのは早計かもしれませんが、やはり一般市民の感覚が正しいのです。現に、この10連休に海外に行く人のトップは韓国ですし、韓国からもたくさんの観光客が来日しています。一般市民レベルでは「反日」も「反韓」もありません。日本に対して、悪意をもった一部の人による「あおり行為」によって世論操作されているだけで、決して「民意」ではないことが分かりました。地方へ行っても、みなさんとても親切にしてくれます。そのおじいさんが「この店のキムチは韓国人の私が食べても辛い。スープにつけて唐辛子を洗い流して食べるとちょうどよくなるよ」親切に教えてくれました。やはり、こういう体験が出来るのが個人旅行の楽しさでしょうか。
 
韓国は政権が変わるたびに、前政権が決めた事を全否定する事を繰り返しています。これでは、国際的な信用も低下するばかりです。先ほど書いた様に今の所は、日本は韓国に対して「大人の対応」をしていますが、これ以上悪化すると、日本は韓国に対し経済制裁などの措置に出るでしょう。韓国の経済はぜい弱です。少し経済制裁を加えれば、たちまち大混乱に陥る可能性があります。その時になって「あの時、日本に対してあんな態度を取らなければ良かった」と言っても遅いのです。イギリスの混乱を見て、よけいに感じます。なぜか、イギリスと韓国が重なって見えるのです。大好きな国だけに、そんな事にならない事を祈っています。市場のキムチ売りのおばさんとの約束もありますので・・・。
 

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 先日、唐招提寺に行って来ました。毎年5月に行われる「うちわまき」の柄になる竹を干して乾燥させていました。たまたま行ったのですが、珍しい光景を見せてもらいました。
 
 イギリスが迷走しています。ニュースでメイ首相の姿を見ると痛々しく感じます。2年前に国民投票でEU離脱を決めたのはいいのですが、イギリスから脱出する企業や工場を閉鎖する企業が増えて、今になって大慌てしているようです。私に言わせればEU離脱を決めた時点で、予想できたのに、なんで今さらという感じです。ヨーロッパに行かれた方は経験されているかと思います。確かにそれぞれの国は独立していますが、いろいろな意味で「ひとつの地域」という感じです。例えば、日本から飛行機で着いた国で入国審査を受ければ、後は、他の国へ移動しても、都度、入国審査をする必要はありません。通貨もイギリス以外は、ユーロなので国ごとに両替する必要もありません。ひとつの経済圏が出来ている訳です。
 
 日系の自動車工場が撤退する事で、社員のインタビューが放映されていました。「自分はEU離脱に投票したが、まさか失業するとは思わなかった。家のローンもあるし、子どもは小さいし、この先どうしよう。こんなハズではなかったのに。EU離脱に投票したのは間違いだった」。民意で国の将来を決めると言うのはこの様なリスクがあります。「民意」が必ずしも「総意」とは限らないのです。4年前に行われた大阪の都構想の住民投票も同じ様な事が言えます。僅差で否決されたのですが、投票した大半の人が高齢者だったのです。
 
先の短い高齢者が、将来の事を決めると言うのは正しい選択ではないでしょう。高齢者は「現状維持」を一番望んでいるからです。都構想の住民投票は将来の事を決めるものです。その将来の事を先の短い高齢者が決めてしまったのです。年齢別の分析では、若い世代は賛成の人が多かったのです。まさに「民意」と「総意」が異なった結果になってしまったのです。ただ、若い世代の人が、積極的に投票しなかったことにも、責任の一端はあると思います。投票権は65歳以下にするとか、65歳以上人の投票は0.5ポイントとカウントすべきだったと思います。
 
もっとも、こんなことは憲法で保障された権利があるので実際には不可能です。また選挙や国民(住民)投票ではなんとなく、その時の流れに乗って決まってしまうリスクがあります。最近では、東京都知事選、アメリカ大統領選挙などが記憶に新しいところです。特にアメリカでは、本人も勝つ積りはなく、後半の潮目が変わって「なってしまった」のです。「とんでも大統領」を選んでしまって、後悔しているアメリカ人も多いと聞きます。イギリスの人がEU離脱を決めたのもこの様に一部の人の「あおり効果」に乗せられたのではないでしょうか。民主主義先進国のイギリスが「民意」を大切にした結果、この様な大混乱を招いてしまいました。
 
 結果論ですが、民意ではなく、強いリーダーシップを持った人が、国を導くべきだったと思います。ただ、「とんでも大統領」では、正しい判断は期待出来そうにもありませんが。そういう意味で、元首相だったサッチャー女史はすごいなぁーと思います。何でも「民意」に問うというのは、リーダーとしての自信の無さの様にも思えます。今回のイギリスの事例を対岸の火事としてではなく、私たちも学ぶべきでしょう。日本にも、「正しい判断の出来る」強いリーダーシップをもった人が出てくることを期待したいと思います。
 
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 川の土手に菜の花が満開になっています。地元の方が季節の花を植えて頂いてウォーキングの楽しみを増やしてくれます。
 
 しばらく固いテーマが続きました。書く方もしんどくなります。ちょっと一休みして軽い話題を。私の住んでいる奈良では「お水取りが済まないと春が来ない」と言われています。昔の人は本当にうまい言い方をしたものです。この様に四季の移ろいを感じる事はほんとうにありがたいと思います。幸い私の住んでいる所は、まだまだ自然豊かな風景がたくさんあります。(早い話が田舎です)
 
 用事がなければ週に4-5日はウォーキングをしています。5キロ、7500歩ほどでしょうか。歩くだけなら1時間ちょっとですが、途中で借りている畑に寄って、草取りや、水やりなどをして帰るので、1時間半ほどになります。以前も書きましたが、ジムのマシーンでのウォーキングはなじめません。確かに雨の日や暑さ・寒さの厳しい時は快適でしょうが。なぜか、おりの中の車輪をくるくる回る二十日ネズミを連想してしまいます。(ジムでトレーニングされている方、ごめんなさい) 基本は1年を通して歩いていますが、歩かないのは雨の日、気温が3度以下か33度以上の日は、年齢を考えて止めています。私も高齢者なのでいつ倒れるかも知れません。ただ、歩く時は携帯は持たず、ラジオだけです。つまり身元の分かるものは何もないのです。そんな訳でラジオの裏面に名前・住所・電話番号・血液型を書いたシールを貼っています。
 
 自宅を出て、15分程住宅地の中の遊歩道を歩くと、田園地帯に入ります。屋外を歩く一番の楽しみは、季節の移ろいを直接肌で感じられるからです。1日ではわずかな変化でも、ほぼ毎日歩いていると微妙に変化しているのが分かります。今年は今月末には桜が開花するとの予想が出ています。そういう目で、川沿いの桜並木のつぼみを見るとわずかに膨らんで来ているのが分かるのです。また、季節の花があちらこちらに咲いているのを見ながら歩くのも楽しみのひとつです。今は、水仙が終わり、菜の花が満開になっています。この様に、四季の移ろいを感じながら歩くのは楽しいものです。
 
 現役のころ、インドネシアのジャカルタに4年半駐在していました。今もあまり変わらないと思いますが、当時は治安も悪く、外国人が街に出てウォーキングするには危険な状況でした。もっとも、短パン・Tシャツなので身ぐるみ剥がれてもどうということはないのですが。もっぱら、アパートにあるジムでマシンで歩いたり、ランニングをしてプールに飛び込んでクールダウンするくらいがせいぜいでした。赤道直下の国なので四季がありません。せいぜいあるのは、雨季と乾季です。日の出、日の入りの時間もほぼ同じ。日の出や日の入りの変化で季節を感じる事もありません。この様な経験をすると、いかに日本の四季のある気候がすばらしいかを実感します。
 
 歩いている田園地帯には、高速道路の高架がある以外は、まだ自然がたくさん残っています。
かんがい用の池や、小川もあり水鳥や小魚もいます。まさに日本の原風景と言えるでしょう。稲の生長を見るのも楽しいものです。田植えが終わって、稲穂が出るまでの日々の変化を楽しめるのは贅沢だと思います。毎日の散歩の風景をフェイスブックにアップされている方もおられます。子どもを幼稚園に送った帰り道でしょうか。雲や道端の花をこまめにアップされています。多分私と同じような想いで四季の移ろいを感じておられるのでしょう。いつまでも残しておきたいものだと思います。
 
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 畑にジャガイモを植えました。100日位で収穫できるので、気の短い私にはピッタリです。ちなみに、タマネギは収穫まで約半年かかります。種イモを買ってきて、10日間ほど日光に当て、芽をだしてから植え付けます。
 
  前々回、中央省庁の障がい者雇用水増し問題で不足した人数の、無謀な採用計画について書きました。採用は出来たとしても、本当に定着するのだろうかと言う心配も書きました。もともと、行政の仕事は「仕事は組織がするもので、個人がするものではない」という大きな前提があります。行政の仕事は、人によってやり方や結果が変わっては困るのです。誰がやっても、同じ結果になる事が求められるからです。ですから、来月1日には沢山の人たちが「定期異動」という制度により担当部署が変わる事になります。部署にもよるでしょうが、2-3年に一度、長くてせいぜい5年ほどでしょうか。
 
 もちろん、民間企業にも定期異動はあります。組織の活性化や銀行の様に不正防止の観点から定期的に異動させるものです。この様な制度があるので、行政機関ではなかなか専門職が育ちにくい環境にあります。公的機関では、ハローワークを除いては、障がい者の雇用に特化した専門家はほとんどいないのが実態です。これだけ公的機関での障がい者雇用が問題になっている時に、受け入れる側の体制が余りにもお粗末なのです。民間企業では、社内にジョブコーチの有資格者を育成して、障がい者雇用の専門家を配置しているところも増えて来ました。また、5人以上の障がい者を雇用している企業には「障害者職業生活相談員」の配置が義務付けられています。また。「障害者雇用推進者」の配置を求められています。中には、精神障がい者の増加に伴い、「精神保健福祉士」の有資格者を自前で配置している企業もあります。
 
 過日、ある自治体で職員研修をさせて頂きました。人事課の方もおられたので、私は「障がい者雇用の専門家の育成と配置」を提言させてもらいました。行政機関での知的及び精神・発達障がい者の雇用はなかなか進んでいません。進まない原因のひとつが「どの様に対応したらよいか分からない」からです。自分たちで出来ない事は外部(民間)の力を借りるのもひとつの方法ですが、これではいつまでたっても、専門家は育ちません。障がい者の雇用にはどうしても、ある程度の専門知識が必要です。公的機関が今後障がい者雇用を進めていく為には、この様な人材を育成・配置していく事が必要不可欠です。
 
 一方、私たちの周りにある「就労支援機関」にも課題はあります。前記の「精神保健福祉士」や「社会福祉士」など立派な資格を持った支援員もたくさんいます。しかし、「就労支援員」を名乗るのには何の資格要件も必要としません。早い話が、昨日までコンビニでレジ打ちをしていた人が、今日から「就労支援員」と名刺に書けるのです。国家試験とまでは言いませんが、本当に「就労支援員」を名乗るのであれば、せめて最低限の講習くらいは受けて頂きたいと思います。また、前記の有資格者も学校で福祉の勉強をして、そのまま現在の仕事をしている人も多く、自分自身が組織の中で働いた経験が乏しい人も多いのです。
 
 支援員は障がい者と受入れ側の間に入る、コーディネーターなのです。どちらの内容にも精通していることが求められます。福祉が専門の支援員はどうしても、当事者寄りの支援になりがちです。本来は、中立的な立場であるべきです。実習の引率に来て「しんどかったら、無理せず出勤しないで休んで」と言って帰る支援員もいます。企業が求める支援員は「しんどくなったら、上司に言って休憩をとってください」と言ってくれる人なのです。特例子会社の中には、支援員の実習を受け入れてくれている会社もあります。支援員自身に、会社の仕事や組織、仕事の流れなどを学んでもらう為です。
 
 公的機関・民間企業を問わず、障がい者雇用を進める為には、専門知識を持った支援員の育成・配置が不可欠です。この様な人材育成・配置を個別に行うのではなく、国の制度として早急に進める必要があると思います。また、障がい者が障がい者の支援を行う「ピアサポート」の制度化も選択肢のひとつです。このあたりは、厚労省が音頭をとって進めるべきでしょう。不祥事が続く厚労省ですが、名誉挽回の為にも、ぜひ取り組んで頂きたいところです。
 
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 今日はひな祭りです。女の子いるご家庭では、日曜日でもありみなさんでお祝されている事と思います。
(写真 高取町「町屋の雛めぐり」)
 
 前回は、中央省庁はじめ、公的機関の障がい者雇用について書きました。少し補足しますと、現実問題として、水増し分の4000人を霞が関だけで、雇用出来る訳ではないので、地方の出先機関に割り振る事になります。例えば、財務省なら地方の税務署など、法務省なら同じく地方の裁判所や法務局に割り当てる訳です。出先機関では、障がい者雇用なんの経験も無いので、いきなり言われて慌てふためいているのが実態です。
 
 民間企業の知恵を活用するのは、公的機関だけではありません。福祉事業を行っている社会福祉法人などの福祉事業所にも同じ事が言えると思います。最近、社会福祉法人(以下社福)のみなさんが報酬単価を下げられたので経営が苦しいと言われます。確かに厳しいとは思います。しかし、お叱りを覚悟の上で言わせて頂ければ「下げられた」のではなく、「適正な単価に近づいた」だけだと思っています。個人的にはまだまだ高いと思います。最近は、企業も福祉事業に参入してきていますが、社福に比べ優遇税制などなくても、頑張っている所もたくさんあります。「悪しきA型」などと呼ばれる、悪徳企業はあくまでも例外です。
 
 確かに福祉の世界は経営的に厳しいかも知れません。給与も福祉系は世の中平均値よりは相当低く、職員のみなさんのモチベーションに支えられている所もあります。わずか数パーセント単価が下がっただけで「日本の福祉は崩壊する」などと言う方もおられます。そんな方に私は言いたいのです。東大阪の中小企業の社長は、外部要因で売り上げが20パーセント落ちても、「我社は倒産する」とは言いません。血の出る様な努力で従業員の雇用と会社の存続を守っています。
 
 一番の違いはコスト意識だと思います。物品の購入を見ても、相見積もりを取ってもっとも安い所から買う様な事はせず、身内の関係者から定価で買っている様な事例はたくさんあります。時々、福祉関係の会議に出席させてもらいますが、定刻に参加者が揃う事はありません。3分の1くらいの人が、会議が始まってからぞろぞろ席に着きます。それも毎回、ほとんど同じ人たちです。会議の主催者も注意しません。企業では当たり前の「時間=コスト」という感覚が無いのだと思います。私が現役の時は、会議に遅れると座らせてもらえない時もありました。
 
 経営が厳しいと言う前に、やるべきことはたくさんあると思います。私の持論は「身の丈に応じた経営」です。社福や福祉事業所にも同じ事が言えると思います。組織が確立していないのに、いたずらに規模の拡大ばかり目指す事業所。助成金や交付金をあてにして、過剰なほどの施設を作る事業所など。「本当に就労支援にこれだけの建屋が必要なの?」と思う様な立派な事業所も散見されます。「欲しいもの」と「必要なもの」は別です。企業経営者はみなさん理解しています。本当に必要なものは借金しても買わなくてはなりません。
 
 どうも、福祉の世界では「欲しいもの」と「必要なもの」の区別があいまいな様な気がします。おそらく、自分たちが汗を出してお金を稼ぐという実感がないからではないでしょうか。助成金を100万円もらうのと、自分で100万円稼ぐ違いが分かれば、おのずとお金の使い方も変わるはずです。無駄な経費を徹底的に削減し、それを職員の給与アップや待遇改善に回せる余地はあると思います。そのあたりは、法人トップの考え方次第だと思います。
 
また、福祉系はお金の使い方についての、チェック機能が乏しいのも課題です。民間並みの相互監視、外部からの監査など民間に学ぶべき所はたくさんあります。管轄する行政にも財務の専門家が少ないので、チェックも甘いのが実情です。ぜひ東大阪のオーナー社長の経営を学んで頂きたいと思います。今の様な福祉へのお金のバラまき方をしていては、やがて、日本の社会保障制度が本当に崩壊してしまいます。
 
 

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