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障がい者の就労と自立を応援します

2018年07月

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 ヒナは見えませんが、親鳥が盛んにえさをやる為に行ったり来たりしていました。
 
 私の乗っている原付バイクの自賠責保険の更新時期が来たと案内のハガキが届きました。コンビニで支払から保険証書の発行まで、その場で出来る便利な世の中になりました。さっそく、近くのコンビニに行きました。複合機にハガキに書いてあるIDとパスワードを打ち込むと、支払い票が出て来ます。それを持ってレジで保険料を支払う訳ですが、この時対応してくれたのが、大学生と思われるアルバイト店員でした。恐らく、彼にとって自賠責保険の更新手続きは初めてだったのでしょう。まぁ、コンビニでバイクの自賠責保険を支払う人もそんなに多くないのだと思います。多分、パンやお茶をレジに打ち込むのとは違う操作が必要なのでしょう。
 
 支払票とお金を出すと、戸惑った様子でしたが、なんとか保険証書を印刷するパスワードを打ち出してくれました。それを持って再度複合機に行き、パスワードを打ち込むと保険証書が印刷されて出て来ます。本来は印刷用のパスワードをくれる時に合わせて、ナンバープレートに貼る証紙と事故が起きた時の手続きなどが書かれた小冊子をくれるのです。私は、準備してくれてるのだろうと思い、先に証書の印刷をしたのです。レジに戻ると証紙と冊子はまだ出ていません。その時アルバイト君は、別のレジで接客中でしたので、別の店員(たぶん先輩)に証紙と冊子をもらっていない事を告げました。すぐにアルバイト君を呼び、渡していない事を確認するとすぐに準備してくれました。私は、他の買い物もあったので、レジ付近をうろうろしていましたが、店員とアルバイト君の会話が聞こえてきました。
 
 聞いていると、この保険更新を処理するシステムは客にも店側にも良く出来ているシステムだと分かりました。私にとっては、案内に従って操作をしていくだけの分かりやすい仕組みでした。一方、店側に対しては、アルバイト君の様な慣れない人にも操作出来る様な仕組みになっていている様で、支払票を出す時に「証紙と冊子を渡す」という様なメッセージ画面が出るようです。聞いていると、どうやらアルバイト君はこの表示を見落としていた様でした。先輩店員が保険更新の手順をもう一度説明しながら、証紙を渡す時は有効期限を再確認して渡す様再度徹底していました。
 
 この時のアルバイト君の聞いている態度を見て、私は感心しました。先輩店員が、手順の説明を始めると、胸のポケットから小さいメモ帳とペンを取り出し、一生懸命書きとめているのです。おそらく、アルバイトをしている間には、保険の更新など何回もあるケースではないのでしょうが、ミスをしたことを真剣に受け止めて、「次はミスをしないぞ」という意気込みが伝わって来ました。これこそが、私がいつも実習に行く前の生徒や訓練生に言っていることなのです。私は実習に行く時には、ポケットにノートかメモ帳とペンを入れておくようにいつも言っています。上司の指示や注意事項などを書きとめておく為です。これが、なかなか出来ていない人も多いのです。
 
 私は、彼なら就職もうまくいくだろうし、会社に入ってもすぐに仕事を覚えるだろうと思いました。いくらアルバイトとは言え、自分の仕事に責任を持ってやっている事に好感を持ちました。この時に、思い出したのが、以前も書きましたが、イベントの交通整理をしていたアルバイト君でした。私が「何のイベントをやっているのですか」と聞くと彼は「ここへ行けと言われて来ているだけなので分かりません」と言いました。この時私は、彼は多分まともな就職は出来ないだろうなと思ったのでした。アルバイトとは言え、取り組む姿勢の違いで、このような違いになるのです。
 
言われた事だけをやっている人と、常に「どうすればもっと早く出来るか」とか「他にもっと良い方法はないか」など考えながらやっている人には、当然差ができるのです。よく単純に「格差是正」と言われます。同一労働同一賃金とか言う前に、この様な努力を正しく評価してあげる事が、本当の「働き方改革」だと思います。「努力が報われる社会」、現実は厳しいようです。
 

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学校も夏休みに入り、お母さん達にとっては大変な時期になりました。今年は梅雨明けが例年より早く、その分猛暑も早く始まりました。今年の猛暑は、まさに異常気象でしょう。私が駐在していた、赤道直下のインドネシア・ジャカルタでもこれだけ、暑い経験はしたことがありません。暑さはそれほど苦にならない方ですが、加齢のせいか、だんだんこたえる様になりました。ウォーキングも、さすが最近の猛暑の時には、止めるようにしていますが、そのせいか体がなまっています。
 
西日本豪雨
 西日本で発生した豪雨災害。今回も多くの高齢者が犠牲になりました。特にひとり暮らしの高齢者が目立ちます。両親・祖父母は田舎暮らし。子どもたちは都会で仕事をし、結婚して都会に住む。今の日本の縮図です。私の場合もまさに典型的なパターンです。私も含めて高齢者の予測は、過去の経験則をベースに判断します。だから、「過去に例のない災害」には、役に立たないのです。そこへ持ってきて、高齢者に共通の「がんこさ」があります。「自分だけは大丈夫」と思いがちで、それが結果として悲劇につながっていると思います。
 
 私はいつも健常者も障がい者と地域で共に暮らす(共生社会)の大切さを言っていますが、今回も個人の判断ではなく、地域全体で動けばもう少し被害を少なくできたのかも知れません。(言うのは簡単ですが、実際にはそんな時間的な余裕もなかったのかも知れません) いくらネット環境が進歩しても、高齢者にはほとんど関係ありません。エリアメールも80過ぎた高齢者には届かないと思います。やはり、地域での声掛けが一番大切だと思います。倉敷市の被災地はほぼハザードマップ通りのエリアでした。つまり、予測は出来ても、自然の脅威を制御は出来ない事を改めて知らされました。日ごろの準備と心がまえが大切なことは分かっていても、なかなか出来ない事を自分自身でも、先日の地震で感じたばかりでした。
 
 また、改めて日本という国の素晴らしさを再認識したのは、この様な災害が発生するとたくさんのボランティアが駆け付けてくれる所です。ニュースなどを見ていると、地元の学生が自発的に参加していたり、若者もたくさん参加してくれているようです。先週末の3連休には述べ4万人ものボランティアの参加があったというから驚きです。被災された方々には高齢者世帯も多く頼もしい限りです。私には体力を使うボランティアは、もう出来ませんが、せめて飲み会の回数を減らし、義捐金に回したいと思います。
 
歳のせい?
 歳のせいや暑さのせいにはしたくはありませんが、最近よくミスをします。歯医者の予約をすっぽかす。モノをよく失くす。(大抵はあとで出てくるのですが) 車の後ろのドアを上に上げたまま走り出す。などなど、注意力が散漫になっているのでしょう。先日のブログでも書いた、フォトブックが出来上がってきたのですが、説明文に誤字があったり、本当に情けない思いをしています。自分でも緊張感が足りないと思っています。仕事をしていると、適度な緊張感が保てるのですが、やはり仕事をしていない弊害かも知れません。ただ、この様な小さなミスの連続が、やがて大きな事故を起こすのは良く知られています。ブログやホームページの原稿なども、アップする前に何度も確認するのですが、アップした後で誤字などに気がつくこともよくあります。気がつけばこそっと修正していますが、やはり他人によるチェック機能は必要だと思います。
 
若い人の感性に学ぶ
 今月は2週続けて写真展を見に行きました。どちらも、プロの写真展です。ひとりは、ベテラン、もうひとりは若手の新人です。ベテランにはベテランの味があり、これはこれで良かったのですが、感心したのは、若手の写真家の方でした。枠にとらわれず、実に伸び伸びと撮っているのです。私たち高齢者は常識や決め事にしばられて、この様に自由な撮り方は出来ません。写真に限らず、やはり若い人たちの感性にはかないません。展示方法もユニークでした。普通、写真の展示は額に入れるか、パネル仕上げにするのが普通です。しかし、今回の展示は額には入れず、カベに押しピン直接展示していました。何点かは額に入れた展示もありましたが、私の好きなモノクロームの写真も多く、私が撮っている写真とも共通点がありますが、なかなかこの様には撮れません。展示の仕方も含めて若い人に学ばせてもらいました。
 

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夏野菜が収穫のピークです。今年から借りている菜園を2区画に増やしたので、毎日の収量も増えました。二人では食べきれないので、おすそ分けしたりしていますが、毎日なのでさすがに飽きが来る時もあります。
 
 人手不足が深刻になっているようです。企業の業績にも影響を受けている所が少なくありません。また行政の事業にも影響が出ている所もあります。保育園などで保育士が足りないので、定員まで受入れが出来ない現象が起きています。私の住んでいる奈良市でも、常に保育士や保育補助の募集をしています。福祉系の職場は以前から慢性的な人手不足業種です。
 
 当初は単なる人手不足から始まりました。単に手が足りないという現象でした。誰でも良かったのです。居酒屋などサービス業、物流業などが典型でした。面接でも、スキルよりも「明日から来られる?」の方が優先されたのです。都市部の大手の居酒屋チェーンでは、店員のほとんどがアジア系の外国人に置き換わっています。一方で、冒頭に書いた保育士さんなどは、人手不足ではなく「人材不足」なのです。今、人手不足から本格的な「人材不足」が始まりました。
 
 人材(人財)は、育てないと増えません。以前このコラムでも書きましたが、今後、特殊技能を持った人たちの不足が予測されます。以前書いた例では、システムエンジニア、セキュリティエンジニア、航空管制官などを挙げました。働き方改革もよいのですが、官民挙げての「人材育成」が急務です。また、これらの人材の育成には、時間が掛かります。大学から育成していく必要もあり、文科省・経産省・厚労省などが連携して行う必要がありますが、この行政の連携というのが、日本では大変難しいのです。理由は行政の縦割り制度にあります。同じ省庁でも、隣の列の人の仕事には興味も関心もないのです。まして、他の省庁との連携など、なかなかうまくいかないのが常なのです。
 
 企業も人を育てる余裕がなくなり、「即戦力」ばかりを求めます。しかし本当に必要な人材は、育てるしかないと私は思っています。企業でもこのあたりが良く分かっている企業は「人材育成に耐えられる学生」を採用します。基礎学力はもちろんのこと、コミュニケーション能力や困難に立ち向かう体力や気力などです。成長する企業としない企業の差はこの「人を育てる力」の差だと思います。企業にとって人は財産なのです。だから「人財」と言われるゆえんです。有能な経営者に共通するのは、「人を大切にする」ことです。ブラック企業と優良企業の差は人に対する考え方だと思います。消耗品的(単なる人手)に人を扱う企業と、企業の財産(人財)として考えるかの差だと思います。私自身も、経営者の「人を大切にする」考え方の違いで、すっかり会社が変わってしまった経験を身をもって体験しています。
 
 外資系企業の影響でしょうか、優秀な人材は金さえだせば、外部から呼べると思っている経営者もいる様ですが、私は違和感を感じます。金で呼んだ人間は、いずれまた条件の良い所へ移るのです。また、この様な企業は経営不振になると、いとも簡単に「リストラ」に走るのです。私が30代の頃などは、企業にもまだ余裕があり、入社1-2年の若手など見習い扱いで、カウント上は「戦力外」でした。先輩がマンツーマンで付いて、ひたすら仕事を教えていたものでした。私も教育係を担当したことがありますが、上司から常に「仕事は横で見ていれば勝手に覚える。やってはいけない事だけ徹底的に教えろ」と言われました。もちろん、「個別育成計画」を作成し3年後、5年後にはどの様な人材にしたいかを本人と面談しながら育てて行きました。今、企業でよく起こっている不祥事は、このあたりが正しく継承されていない結果だと思います。以前にも書いた「基本の伝承」です。
 
 忙しさを理由に「人を育てる」ことがだんだん軽視されている様な気がします。仕事を楽しめる様に育てられたら最高だと思います。しかし、現実は、忙しい→とりあえず仕事を任せる→本人は不満が溜まる→退職という、「人手不足の負のスパイラル」に陥っている様に見えます。ただ、働く本人にも課題が多いのも最近の傾向です。これは、改めて書いてみたいと思います。
 
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写真は奈良市・高畑にある入江泰吉記念奈良市写真美術館です。先週行ってきました。雨続きで畑仕事も出来ず、パソコン仕事にもあきたので、気分転換に行って来ました。今週も別の写真展に行く予定です。写真美術館の詳細は本文の最終をご参照ください。
 
 今回は珍しくプライベートなことを書きます。私は趣味で写真をやっています。中断していた時期もありましたが50年近くなるでしょうか。カメラをデジタルに替えてから23年ほどになります。今、ほとんどの人がスマホで写真を撮る時代になりました。一億総カメラマンといわれるゆえんです。私の様にカメラ、特に一眼レフなどで写真を撮る人は、シニア層を中心とするごく一部になりました。現に、カメラ単体の販売はどんどん減っています。新聞やテレビのニュースなどでも「視聴者提供」という画像や動画がよく載るようになりました。大きな事件や事故があった時には、一般の人の撮影したスマホ画像がよく使われています。今回の大雨でもたくさん、一般視聴者からの投稿が放送されていました。
 
 私にはこだわりがあって、印画紙にプリントしたものが本当の写真だと思っています。スマホやパソコンに入っているだけでは、写真ではなく単なる「画像」だと思います。みなさんが、「写真」と言っているのは正確には「画像」なのです。(放送局は「映像」と表示しているところが多いようです) 昔は街のいたる所に写真屋さんがありました。DPE(現像・プリント・引き伸ばし)といった看板が出ていました。多分、50歳台以上の方ならお分かりだと思います。子どもが生まれると、お誕生祝いに、表紙に刺繍などされたアルバムを贈ったり、頂いたものでした。
 
当時、私は自宅の風呂場を暗室にして、現像から引き伸ばしまで自分でやっていました。今、ほとんどの人は、写真をプリントする習慣はなくなりました。みんな、スマホやパソコンのモニターで見ています。インスタグラムなど、はじめからウェブ上で見る事を前提にしているものもあります。ただ、子ども向けの写真スタジオだけは、結構はやっている様です。誕生日やイベントごとに定期的に撮影している方もいます。この時、お店でプリントやアルバムに仕上げてくれる訳ですが、これが本当の写真です。
 
私もデジタルカメラに替えた当初は、プリントも自分でやっていました。プリンターも写真用の比較的高級機を使っていました。しかし、だんだん面倒くさくなったのと、「お店プリント」の品質が上がり、価格も下がったので、今は大抵「お店プリント」を使っています。ネットで申し込めば、はがきサイズなら30分で仕上げてくれます。やはり、気にいった写真はプリントして残して欲しいと思います。
 
 私も以前は気にいった四季の写真などを大きく引き伸ばして、飾ったりしていました。しかし、最近はテーマごとにフォトブック(フォトアルバム)にして、残す様にしています。いろいろなメーカーがやり始めています。おかげで価格も安くなりました。実は、先週はほとんど毎日10時間以上、パソコンの前でこのアルバム作りの作業をしていました。いつも作っている会社が半額セールを10日間限定でやったので、溜まっていた写真を一気に整理してアルバムにしました。普段からやっていれば慌てずに済んだのですが、「半額セール」につられて、一気に4冊作りました。ひとつは、先月義母が90歳の卒寿のお祝いをしたので、記念写真をアルバムに。残りは、旅行などのイベントごとに3冊作りました。
 
 例えば旅行に行く時は、大抵カメラは2台持っていきます。1台はメインの一眼レフ、もうひとつは、サブのコンパクトカメラ。もっとも最近のサブカメラはiPadに変わりました。最近の旅行では約2500枚撮りました。この中から50枚から150枚程度を選別し、補正などして仕上げます。少ないものは12ページ、多いもので32ページ程度にしています。iPadに位置情報を設定しておくと、地名が入るので整理する時に重宝します。前記の様にアルバムも最近は安くなったので、130円で100枚プリントするのと、ほとんど変わらない位の価格で出来るので重宝しています。
 
 奈良市の高畑には、入江泰吉記念奈良市写真美術館があります。大和路の撮影で有名な入江泰吉氏を記念して作られた写真専門の美術館です。入江泰吉氏の作品が常設されています。また、特別展示でいろいろな写真家の作品が展示されています。ぜひ、本物の写真をじかに見て写真のすばらしさを感じてください。そして、撮り溜めたスマホから、お気に入りのショットをぜひプリントしてみてください。自販機のような、自分でやるものはダメですが、お店に出せば仕上がりはきれいです。きっと写真の世界が広がると思います。出来れば、写真はぜひカメラで撮ってください。プリントした時の画質はスマホとはぜんぜん違います。お気に入りの写真をフレームに入れて飾れば、部屋の雰囲気もぐっと変わると思います。
 
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 田植えが済んで、ほぼ1ヶ月が経ちました。苗も定着し順調に育ち、美しい水田風景です。写真には写っていませんが、オタマジャクシがたくさん泳いでいました。もうしばらくすると、カエルの大合唱が始まります。
 
 早くも前半の半年が過ぎました。本当に時間の経つのが早く感じます。やった事より、やり残した方が多い様な気がします。普段このコラムでは、特に政治的な事は出来るだけ書かないようにしています。理由は、世の中にはいろいろな考え方がいます。不特定の方々に読んで頂くには出来るだけ中立な立場で発信したいと考えているからです。ただ、特定の方々に発信するメールマガジンでは、結構行政批判など個人的な考えも発信しています。今回は、敢えてこのルールを少しだけ破ってみたいと思います。理由は本文にある様に、「自分たちで決めたルールを自分で破る人たち」がいるのです。だから、私も” Me Too “ です。
 
今「良識の府」と言われる参議院でとんでもないことが起こっています。まず、そのひとつが定数を6つも増やすという事です。これだけ人口が減少してきているのに、定数増とはまったく今の時代に逆行しています。理由は「1票の格差の是正」だそうですが、こんなことは、選挙区の区割りを変えれば済むだけの話です。しかし、これにより現職議員が落選する人が出てくることより、救済する為にこの様なバカげたことが起きました。すでに法案は可決しているので、後戻りは出来ません。議員特権という権力はそれほど魅力があるのだと思います。せめて、定数増になっても、人件費など議員経費の総額はそのまま据え置きにして頂きたいものです。つまり、全員一律に給与をカットして、総額を上げないようにすべきです。
 
 もうひとつは、自分たちで決めたルールを自分たちで破る人たちがいる事です。自民党では「70歳を過ぎたら、次の選挙には立候補しない」というルールがあるそうです。大変良いことだと思います。ところが、70歳を過ぎているのに、次の選挙で立候補声明をしている人が7人もいるとの事で、あきれ果ててしまいます。また、その理由がふるっています。「人生100歳時代だから」「生涯現役は世の中の流れ」「高齢者の意見を国政に反映させるため」「肉体年齢は58歳だから」など等。何をか言わんやです。自分自身が「老害」という自覚がまったくありません。若手議員からも不満の声が噴出しています。当然だと思います。自分たちで決めたルールを自分たちで破る。そんなに、世のため、人のためになりたいのなら、地元に帰ってボランティアでもやればよろしい。これでは参議院も「良識の腐()」に成り下がってしまいます。
 
 「身を切る改革」なんども聞きました。しかし、議員特権の魅力には勝てないのでしよう。諸外国に比べて、それでなくても日本の議員数は多すぎます。議員ひとり年間約2億円とも言われる直接・間接の諸経費が掛かると言われています。個人的には比例代表の下位の人たちなんて、頭数をそろえるだけの要員にしかなっていない様に感じます。領収書のいらない文書費や国費で賄える政策秘書などまだまだ、低減の余地はあります。企業なら職場放棄をすれば、賃金カツトされます。しかし、審議拒否を延々とやっても、給与カットはありませかん。こんな理不尽な話はありません。あれだけ、政権批判を繰り返しているメディアもこのあたりは、大きくは取り上げていません。メディアの役割は事実を正確に伝えることの他に、権力に対するチェック機能もありますが、どうもこのあたりは、偏りがあるように感じます。与党を酷評するだけがメディアの役割ではないはずです。このあたりは、中立な立場で、国民に伝える義務と責任があると思います。議員特権という利権」にしがみつきたい人がこんなにも多いのです。この人たちに言いたいです。「あなた達のしている事を、子どもたちにどう説明するのですか?
 
 

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