桜が終わり、フジやハナミズキがきれいに咲いています。写真は、近所の公園のフジ棚です。午後は、障がい者のパソコン教室のお手伝いに行きます。
先週の木曜日に「おとなの発達障害の理解と支援」という啓発研修が大和郡山市であり、私も発表者のひとりとして参加させて頂きました。平日にも関わらず、定員を上回る参加者でみなさんの感心の高さが伺えました。中には、「平日なので参加出来ない。日曜日にやって欲しかった」という声も頂き、日曜日にやればもっと集まったかと思いました。
私も企業で障がい者を雇用していた時も、発達障がいについては、ほとんど無知でした。名前からして難しく、医学的な診断名がなおさら理解を難しくしているように感じました。当日もお話をさせてもらいましたが、サポート21・ならの活動を開始して、「どうすれば、企業の人に発達障がいを理解してもらえるか」ということに取り組むことにしました。たまたま、知人のいる就ポツで発達障がいの当事者の会を月に1回やっていると教えて頂き、さっそく参加させて頂きました。3年ほど前の話です。
参加といっても、傍聴という方が正しいかも知れません。ただひたすら、みなさんの発言を聞いて、ノートに書き写しました。自分からは基本的には発言せず、聞かれた時だけ答える様にしました。そして、年に1回、私の知っている企業に見学会をしてもらいました。当事者の声と言うのは本当に参考になります。どんなに偉い、大学の先生の話を聞くより説得力がありました。何しろ、自分の経験談ですから。
こうして「ああ、そうだったのか」という事例をたくさん知る様になり、企業の皆さんに紹介出来る配慮の事例がたくさん集まりました。当事者会の例会から得られた貴重な財産だと思っています。働きづらさを持っている人も、ほんの少しの配慮で働く事が出来ることが出来ます。得られた、ノウハウをみなさんと共有していくことが、私の役目かと思います。使命とすると負担に感じてしまうので、どの様な形でお役に立てるか、いろいろ思案しております。
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