サポート21・なら

障がい者の就労と自立を応援します

2016年04月

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桜が終わり、フジやハナミズキがきれいに咲いています。写真は、近所の公園のフジ棚です。午後は、障がい者のパソコン教室のお手伝いに行きます。

 
先週の木曜日に「おとなの発達障害の理解と支援」という啓発研修が大和郡山市であり、私も発表者のひとりとして参加させて頂きました。平日にも関わらず、定員を上回る参加者でみなさんの感心の高さが伺えました。中には、「平日なので参加出来ない。日曜日にやって欲しかった」という声も頂き、日曜日にやればもっと集まったかと思いました。
 
私も企業で障がい者を雇用していた時も、発達障がいについては、ほとんど無知でした。名前からして難しく、医学的な診断名がなおさら理解を難しくしているように感じました。当日もお話をさせてもらいましたが、サポート21・ならの活動を開始して、「どうすれば、企業の人に発達障がいを理解してもらえるか」ということに取り組むことにしました。たまたま、知人のいる就ポツで発達障がいの当事者の会を月に1回やっていると教えて頂き、さっそく参加させて頂きました。3年ほど前の話です。
 
参加といっても、傍聴という方が正しいかも知れません。ただひたすら、みなさんの発言を聞いて、ノートに書き写しました。自分からは基本的には発言せず、聞かれた時だけ答える様にしました。そして、年に1回、私の知っている企業に見学会をしてもらいました。当事者の声と言うのは本当に参考になります。どんなに偉い、大学の先生の話を聞くより説得力がありました。何しろ、自分の経験談ですから。
 
こうして「ああ、そうだったのか」という事例をたくさん知る様になり、企業の皆さんに紹介出来る配慮の事例がたくさん集まりました。当事者会の例会から得られた貴重な財産だと思っています。働きづらさを持っている人も、ほんの少しの配慮で働く事が出来ることが出来ます。得られた、ノウハウをみなさんと共有していくことが、私の役目かと思います。使命とすると負担に感じてしまうので、どの様な形でお役に立てるか、いろいろ思案しております。
 
本日更新しました

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 九州で地震による大災害が発生しています。この原稿を書いている最中もまだ進行中です。早く収まって欲しいのと、これ以上の被害の拡大がない様に祈るだけです。九州には産業の基幹部品を作っている工場が沢山あります。今後、私たちの生活にもボディブローの様に直接・間接の影響が出てくるかも知れません。私の自宅も奈良盆地の活断層の真上にありますので、他人ごとではないのですが、地震だけは避けようがないので、本当に怖いと思います。
 
 今月から障がい者に対する差別禁止と合理的配慮の提供義務に関する法律が施行された事により、メディアには連日の様に関連の記事が掲載されています。すべての紙面を読んでいる訳ではありませんが、ウェブ版も含めて実に沢山の記事があるので、一般の方から見ると何ごとかと感じる方もおられると思います。
 
 実は、この法律、正確には内閣府の「障害者差別解消法」と厚労省の「改正障害者雇用促進法」の二つの法律なのですが、この事をを解説している記事はほとんどありません。1本化してくれれば多少は分かり易いのですが、ふたつの省庁から2本の同じ様な法律が施行されているので、戸惑います。内閣府の差別解消法では、事業主に対する義務が「努力義務」であり、厚労省の法律では、「義務」になっています。「努力義務」というのは、なんとも日本語的なあいまいさがあります。
 
 確かに障がい者に対する配慮は必要なのですが、連日この類の記事が出ると、障がい者は配慮が必要な「特別な人たち」と勘違いされないかと心配になってしまいます。関連記事としてこんな記事もありました。記憶が正確ではありませんが確か「障がい者が合コン」という様な記事でした。障がい者だって合コンはするし、異性への関心もあります。この様にごく当たり前の事をこの様な記事にされると、障がい者は「特別な人たち」との目線を感じてしまいます。
 
障がい者が、普通に暮らせる事が本当の「共生社会」だと思っていますが、最近のメディアの取り上げ方を見ると、何か配慮の必要な「特別な人たち」と感じる人もいる人もいるのではないかと、余計な心配をしてしまう、昨今です。障がい者への理解を深めてもらう為にはありがたい事なのですが、決して「特別な人たち」ではないことも、知って欲しいと思います。
 
昨日更新しました

イメージ 1 先週木曜日は春の嵐でしたが、花は思ったより残っているようです。写真は、先週水曜日のものです。花びらの上をウォーキング出来るのも、この時期ならではの風情です。
 
 メールマガジンでも何回かお知らせしていますが、一般教育はもちろん、支援教育へのICT(情報通信技術。以前はITと言われていました) の活用が進んでいるようです。ツールを使って学習の補助として使ったり、今まではまったく違う手法で教える事も可能になっているようです。私は教育にはまったくの素人ですが、確かに有効なツールだと思います。特に動きのある画面は、紙だけでは表現しきれない手法も使えるので、理解促進に役に立っていると考えられます。
 
 ICTの基本はデジタル技術です。デジタル技術の進歩がICTの進歩につながっています。しかし、アナログがまったく不要かと言えばそうではないと思います。デジタル技術は現代の生活には不可欠な技術ですが、決してアナログ技術が不要という訳ではありません。ICTの教育への活用は、あくまでも理解を促進する為のツールのひとつだと思います。ICTはすべてを解決してくれる万能のツールでもありません。あたかも、今後の教育はICTにとって変わる様な錯覚をさせてしまいます。
 
 私たちは、「書いて覚える」というアナログ的な手法が非常に有効な方法であることを経験則として、知っています。板書や書き写し、また音読などもアナログの世界です。また。授業で先生方は生徒とアイコンタクトを取る事で、理解度の確認をしながら、授業のスピードを調整したりしています。これらも、アナログ的な手法です。予備校でよくやられている、「テレビ授業」ではこのような事はできません。こうして見てみるとアナログ的な手法というのは、基本的な事と同じことだと言えるかと思います。また、本や新聞を読む、声を出して歌う、自分の思い書きとめる、などが必要なことは永久に変わらないと思います。これらが苦手な子に、ツールが必要な訳で、先生に代わって、教育ロボットが授業をする日は、決して来ないと思います。基本はいつの世でも継承していくことが大切ではないかと感じています。
 

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 写真は昨日のものです。ようやく、7分咲きほどでしょうか。今年も、桜と菜の花の競演が楽しめました。ここと、奈良市内の佐保川堤が毎年の定点撮影のスポットです。先週は、高校野球で智弁学園が優勝し、奈良を全国区にしてくれました。最後まであきらめない、良いプレーを見せてくれました。
 
 新しい年度に入りました。学校や事業所、行政機関、ほとんどの企業が41日から新しい事業年度に入りました。現役から離れて7年近くになりますが、今でも3月の年度末のしんどさを思い出すことがあります。私のモットーのひとつの「最後まであきらめない」も会社時代に学んだものです。企業という所は、厳しい評価をします。達成率が99.9%でも「未達成」という烙印を押されます。100.1%でも「達成」という評価となり、昇給や賞与に直結します。
 
 目標の達成に向けて、331日の午後115959秒までコンピューターに打ち込みます。まぁ、こんな事は何年に一度ですが、上に立つ人が諦めてしまっては、絶対に達成は出来ません。「最後まであきらめない」という姿正が、全員に伝わるとことが大切な事を学びました。もっとも、暦年の新年ではないので、年度末・年初休暇はありません。悪夢の様な331日から一晩で、新年度を迎えるのは気持ちの切り替えが大変でした。つくづく「年度末のお疲れさん休暇」が欲しいと思ったものでした。
 
 新しい年度に入ると、企業や事業所では新しい目標が掲げられると思います。また、学校でも新しい時間割で1年の学習が始まります。この様に、日本全体が41日を境にして、新しいスタートが始まります。また、41日付で人事異動になった人も多いかと思います。私も何十回も辞令をもらいました。嬉しい昇格辞令、意に沿わない不本意な辞令、いろいろな辞令をもらったものです。一番印象に残っているのは、「係長」の辞令をもらった時でしょうか。初めて「長」という役職をもらった時に、「努力すれば報われる」を実感しました。もっとも、今の若い人は管理職になる事に余り魅力を感じていない人も多いとか。
 
 41日付で入社したフレッシュマンの皆さん、これからは学校という「温室」から社会に飛び出すことになります。しかし、決して冷たい風だけが吹いている訳ではありません。皆さんを暖かく迎えてくれる暖かい風も吹くはずです。学校の様に、他人が守ってくれる事はなくなります。すべてが自己責任です。しかし、努力は必ず報われます。他人が見ていないからと手を抜くと必ず分かります。他人が見ている時だけのパフォーマンスはすぐにメッキがはがれます。陰ひなたのない努力が必要です。そして、自己研鑚を続ければ、必ず報われます。どうか、何事にも全力で立ち向かってください。そうすれば、きっと明るい未来が見えて来るはずです。若い皆さんを応援します。
 
昨日更新しました
 

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