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障がい者の就労と自立を応援します

2015年05月

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 5月最終の更新です。それにしても、先週は暑い日が続きました。今年の夏はどうなるのでしょうか? また、ずいぶん日が長くなりました。
 
  突然ですが、みなさんの晩ごはんの時間は何時ごろでしょうか? 私の30代は、その当時午後1115分ごろからやっていた「プロ野球ニュース」の後半を見ながら食べるのが、日常でした。タイガースなどの人気チームの結果は大抵、番組の後半に流れます。それに間に合うように、帰っていたものでした。食べ終わって寝るのは、大抵日付が変わってからでした。当時の起床は6時過ぎだったので平均の睡眠時間は5時間ほどでした。平日は、子どもの寝顔しか見た事がありませんでした。
 
 40代になると、さすがに少し早くなって、10時から始まる「ニュースステーション」(今の報道ステーションの前身)の途中から、見ながら食べていたものでした。何とか、その日のうちに寝られるのが半分くらいに増えたでしょうか? 30代・40代の頃にいつも思っていました。NHK7時のニュースを見ながら晩ごはんを食べられるのは、どんな人なのだろうかと。この頃は人生通して、質も量も一番仕事をしたのではないかと思います。
 
 50代の晩ごはんは、ようやくNHK9時のニュースを見ながら食べられる様になりました。それでも、最初からは無理で、途中からがほとんどでした。仕事の量は減りましたが、質的には一番充実した時期だったと思います。体力的なしんどさよりも、精神的なプレッシャーが重い時期でもありました。海外駐在という貴重な体験をさせてもらったのも、この時期です。海外駐在中は、もう少し早く8時頃でした。
 
今、NHK7時のニュースは、食後のお茶を飲みながら見ています。そして、ニュースステーションが終わる頃、眠りについています。
 

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 写真は、ウォーキングの途中の川の土手に咲いている花が満開です。ホビーの様ですが名前は分かりません。なんと言う花でしょうか??
 
 先週、行政主催の企業研修をさせて頂きました。「企業と障がい者雇用」と言うテーマで企業における障がい者雇用の意義や方法について、主として人事・総務部門で採用を担当されている方々への研修でした。来年4月に施行される「障がい者の差別禁止と合理的配慮の提供義務」の所は、みなさん関心が高いのか、熱心に聞いて頂きました。厚労省から出ている指針も、行政用語が多く、分かりづらいものです。今後、この手の解説セミナーがあちこちで開かれることでしょう。
 
 政治色の強い話は書く積りはありませんが、先週の大阪市の都構想の住民投票では、おもしろい結果となりました。この投票の勝敗を分けたのは、60代、70代の人の投票結果でした。つまり、現状維持という年配者の考えが結果に反映されました。私個人的には、「老人の考えで次世代を決めるのはいかがなものか」と思っています。先の短い、老人こそ若い人の考えを尊重すべきではないかと思います。次の世代を担うのは、私たち老人ではなく、若い人たちなのですから。
 
 メールマガジンの読者の皆さまにはすでにご案内しましたが、2013年に公開された映画「くちづけ」が現在、動画配信サイトGYAOで無料配信中です。31日まで。グループホームに住む知的障がいの娘と父親、周りの人びとの物語です。私も、もう一度見てみました。障がいのある子どもを持つ親御さんにとって、「親亡きあと」を考えさせられる映画です。父親が誰にも相談せず(相談する事が出来なかった?) 選んだ選択肢は、もっとも悲しい方法でした。支援を求めていたら、この様な悲劇は防げたかも知れません。本当に必要な人に支援が届くのが、本当の福祉ではないかと思います。
 

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 5月の定点撮影です。奈良県や京都府の南部は、田植えの遅い地域です。ようやく、苗しろで、苗を育てています。右の白いトンネルがそうです。
 
 週に1-2回、家人と、スーパーへ行きます。食品売り場では、おいしそうな旬の食べ物が並んでいます。ホタルイカ、カツオのたたき、ソラマメなどお酒のおつまみにぴったりのものが多く、その日の食卓は居酒屋メニューになってしまいます。ドクターから減量を強く指示されているのですが、意志が弱く食欲の方が勝ってしまいます。食べ物やお酒がおいしいのは健康の証拠だと、言い訳しながら飲んでいます。(ほぼ毎日)
 
 ビールの話題です。野球場の名物と言えば、生ビール。このビールの売り子さんはどこの球場も女子がやっています。この売り子さんについての面白い記事が出ていました。ビールのタンクを担いでスタンドを上り下りする3時間は女子にとっては結構ハードな仕事です。給与は、歩合制がほとんどで、平均的な人で1日約9,000円程度だそうです。時給に換算すれば3,000円ですから、短時間で効率の良い仕事と言えるかも知れません。また、歩合制なので頑張った分、即その日の給料に反映されるのも、やる気を出させる良い仕組みだと思います。
 
 トップクラスの人は、3万円位稼ぐ人も居るようです。時給にすれば1万円、これはすごいと思います。なぜこれだけ稼げるのか? やはり他人とは違う戦略を取っている様です。制服なのでみんな同じ格好です。その中で目立つ様にするために、髪飾りやアクセサリーなどで人目を引くのがコツだそうです。また、一度買ってもらった人の座席を記憶し、お代りが欲しくなるころを見計らって、回って行くなどの工夫もしているとの事でした。ただ漠然と回るのではなく、常に周囲に目をいき届かせて、ビールの欲しそうなお客さんを探しながら回っているとか。
 
 この様に知恵を出すことで、売り上げのアップにつながっています。他人と同じことをしていては、平均的なお金しか稼げない訳です。常にどうしたら沢山売れるかを考えながら仕事をした結果が、他人より多く稼げるという事につながっています。同じような事は新幹線の社内販売の売り子さんでも聞いた事があります。言われた事しかやらない、指示待ち人間ではできません。アルバイトでもこの様な結果を出せる人は、就職しても即戦力として、働ける人だと思います。
 
本日更新しました

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 写真は、連休の時に撮った「すずらん」です。私のいる住宅の敷地内に住民の方が植えたようで毎年花を咲かせています。咲いている期間は3日間くらいでしょうか。本当に一瞬です。
 
 先週、特例子会社を2社訪問させて頂き、それぞれの社長と面談させて頂きました。大手の企業の特例子会社とは言え、経営は厳しく、安定した仕事を確保することが、社長の大きな仕事でした。私の時もそうでした。親会社の各部門を回って、トップセールスをしたものでした。いくら障がい者を雇用している会社だからと言って、高く買ってくれる訳でもありませんし、品質も妥協してくれるわけではありません。事業所の方には申し訳ありませんが、バザーやお祭りでクッキーを売るような分けにはいきません。「障がい者が作りました」は何のセールスポイントにもならないのです。
 
 外部の業者ともコスト・品質は比較されます。この様な環境の中で、特例子会社の経営者は日々努力しています。中小企業の方から見れば、大手企業の特例子会社は恵まれているように見えるかもしれませんが、内情は中々厳しいものがあります。逆に親会社の看板を背負っているので、変なことは出来ないと言うプレッシャーもあります。「同じ価格、同じ品質なら、外部の業者に出すよりは、特例子会社に出してやろう」せいぜい、このあたりがアドバンテージでしようか。
 
 私の考える社長の使命で一番大切な事は「会社を存続させる」ことだと思っています。預かった人・金・取引先などの経営資源を使って、次の代へ会社を引き継ぐことが、社長の大きな使命だと思います。たとえ社員が100人の会社でも、家族を含めると200300人の人が、生活をしている訳です。ですから、経営者にはそれだけの責任があります。また、その会社を頼りにしている取引先にも、社員やその家族がいます。この様に会社を存続させて続けるというのは、大変なことなのです。


 

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 写真はレモンの花です。とても良い香りがします。香りをお届け出来ないのが残念です。
 
 先月のブログで、就活での親の過干渉について書きました。障がいのある子どもの親御さんにとっては、どうしても過干渉になる傾向があるようです。私が考える自立の定義は「自分で考え、自分で決める」ことだと思っています。自分で考えて、答えを出す前に、指示を出してしまいがちです。指示された通りやって、結果として上手く行かない事もあります。その時に子どもは決まって「お母さんが言ったじゃないか」という事で、親に責任を転嫁することになります。自分で考え、自分で決めた事は自己責任です。
 
 つまり、親の過干渉は、自己責任を学ぶ機会を奪ってしまうことにもなります。自分で決めた事で上手く行かなかった時は、だれの所為にも出来ません。この様な自己責任を学ぶ機会が「自分で考え、自分で決める」と思っています。会社でもよく見かける「指示まち人間」も常に指示を受けて動く習慣がついてしまっているので、指示がないと何もできない人間になってしまいます。
 
 他方、学校で子ども達が今、何を学んでいるかについて、まったく無関心な保護者もいます。学校で教えられる事には、時間的な制約もあり限りがあります。特に繰り返しの必要な学習は家庭で続きをやることになります。「教えることは、すべて学校」と、学校任せになっていないでしょうか。学校では知識を学び、それを身に付けるのは家庭の役割だと思います。特にソーシャルスキルは家庭での繰り返しの訓練が不可欠です。どうか、子どもたちが、今学校で何を学んでいるのか、ぜひ親子の会話の中で話し合って頂きたいと思います。
 

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