サポート21・なら

障がい者の就労と自立を応援します

2014年11月

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 明日から12月。今年もあと1ヶ月になりました。歳を取るほど1年の速さが身にしみます。会社時代は、年度制だったので年末と言っても単なる暦の上の区切りでした。退職してからは、暦通りでいいようなものですが、サポート21・ならは年度制で活動していますので、まだ年度の習慣も引きずっています。
 
進路学習会
今年(多分年度でも)最後の進路学習会を、奈良西養護学校でやらせて頂きました。奈良西養護学校は、私の自宅の校区なので、サポート21・ならの活動を始めた時にも、一番最初に挨拶に行った学校です。しかし、なぜかその後ご縁がなく、今まで一度も学校を訪問出来ないままでした。今回、PTAの役員の皆さまのご尽力でようやく、進路学習会を行う事が出来ました。実に28ヶ月掛かりました。言い換えれば満を持してと言う所でしょうか。
 
その分参加人数は約70名と、今までの学習会では単独校開催での最高の参加人数でした。小学部から高等部までまんべん無く参加して頂き、皆さんの関心の高さがよく分かりました。
来年度の活動は未定ですが、ひょっとすると最初で最後になるかも知れないと言う想いもあり、あれもこれもといろいろ盛り込んだので、とりとめのない話になってしまいました。写真は学習会の後に、役員の皆さまから頂いた花です。生花の立派なもので、この様なプレゼントは初めてで感激しました。
 
 奈良県の特別支援学校(養護学校)は、どこも自然に恵まれたとても良い環境の所にあります。
奈良西養護学校も、住宅地に隣接した、とてもよい環境です。紅葉が大変きれいでした。
大阪市内など都市部の学校に比べると、奈良県の子どもたちは幸せです。みんな、のびのびと過ごせる環境は大変すばらしいと思います。
 
平成26年障害者雇用状況
 全国及び各都道府県別の障害者雇用状況(通称61報告)が発表されました。さっそく、全国、奈良、大阪版をダウンロードして、ホームページにもアップしました。また、1210日には、企業の人事担当者の皆さまを対象とした研修があるので、この原稿も最新版のデータに書き換えた所です。雇用人数では、約43万人と過去最高にはなっていますが、法定雇用率を達成出来ている企業は、半数にも及ばす、まだまだ路半ばという状況です。
 
 今後、障がい者雇用を進める為には、前号でも書いた通り、中小企業での雇用をいかに進めるかに掛かっています。折しも、中小企業には円安や人手不足など厳しい経営環境が続いています。
この様な環境で、障がい者の雇用を進める為には、掛け声だけでなく、経済的なインセンティブが不可欠です。同一レベルで比較するのは、公平ではないかも知れませんが、社会福祉法人の手厚い補助金制度と比べると、中小企業経営者が本当に気の毒に思います。
 
昨日更新しました

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 今日は久しぶりの週半ばの更新です。個人的な用事が溜まっていたので、朝から駆け回っていました。気が付けばもうお昼でした。
 
 もう数日すると本年61日現在の、障がい者の雇用状況が発表されると思います。全国版は厚労省から、各都道府県は、地方の労働局から発表されます。今年はどの程度改善されているのか楽しみです。昨年度も、法定雇用率の達成は半分以下でした。従って、全体の雇用率も法定雇用率以下が現状です。1000人以上の大企業は、達成しているので、これからの課題は中小企業での雇用の拡大がポイントとなります。
 
 しかし、昨今の景気は大企業には有利に働いていますが、中小企業には厳しい状況となっています。この様な経営環境の中で、障がい者雇用を進める事は、大変な努力を必要としています。現在いる従業員を守るのが精いっぱいで、新たに障がい者を雇用するのは、想像以上に厳しいものがあります。「障がい者を雇用しなければいけない事は、百も承知、しかし現実はそれどころではない」と言うのももっともだと思います。
 
 この様に、「法定雇用率を守りましょう。平成30年から精神障がい者の雇用も義務化されます」と、盛んに掛け声は掛かっています。また、来年4月から未達成の場合の納付金の対象が200人以上から100人を超える事業主に引き下げられます。たぶん、この適用拡大により、該当する企業はかなりの数になると思われます。いくら掛け声をかけても本当に中小企業の事業主の皆さんが、障がい者雇用に取り組める環境整備は遅れています。啓発セミナーも良いのですが、本当に障がい者を雇用し易くする環境の整備が急務だと思います。
 

イメージ 1 3連休で紅葉が見ごろです。昨日は、奈良市内も車が渋滞していました。写真は、先週撮影した奈良公園です。先週、秋の恒例行事である柿の買い出しに西吉野村に行って来ました。柿は私の大好物のひとつで、少し前にも上等な柿を1箱頂いたのですが、3日ほどで食べてしまいました。例年とほぼ同じ約30キロを買い込んで来ました。おすそ分けも含めてですが、当分柿三昧を楽しめます。帰路、御所市の日帰り温泉へ入るのが、これまた恒例です。
 
 特別支援学校の生徒の就労支援をやっていて、今年もいつもの悩ましい問題にぶち当たってしまいました。個人情報に関わる事なので、詳しくは書けないのですが、避けて通れない、カベがあります。それは、生徒の家庭環境に関わる問題です。特別支援学校の生徒の中には、事情があって施設などから通う生徒が少なからずいます。実習の結果、成績が良く内定と言う次のステップに進む時に、家庭環境についての問題がついてまいります。もちろん、本人の能力以外の事を採用の判断にしてはいけない事は、企業も認識しています。本人の人権にも配慮が必要です。
 
 しかし、企業の立場では、高校卒の未成年者を採用する訳ですから、社内規定通り、身元保証人と言う問題が発生します。こうなると、就労だけでなく福祉とも関連して来ます。先日、サポート21鳥取の森本代表から、「もっと福祉の勉強もしないと」とご教授して頂いた事が本当にその通りだと思います。私は、福祉の面に関しては、ほとんど素人なので、こういう局面が一番困ります。支援学校を卒業した時点で、児童福祉の世界は卒業する訳です。昔あった通勤寮の制度もなく、グループホームなどに入ることになります。
 
 企業・学校・施設・就ポツなどとケース会議が開かれるわけですが、なかなかみんなが満足かる結果になることは少ない様です。すべての人が、「本人のため」を優先して考えるのは当然なのですが、それぞれの立場の違いがあり、なかなかすべての関係者が満足する結果に終わる事は余りありません。誰もがリスクは避けたいという気持ちが先行するからでしょう。特に行政はその傾向が強い様に思います。毎年と言っていいほど経験する悩ましい問題です。
 
 
講演会(122)のお知らせ。下記をご参照ください。申込み締め切りは過ぎていますが、参加ご希望の方は、主催者にご連絡ください。
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昨日、タマネギの苗を植えました。例年と同じ、150本の苗を植えましたが、中腰での作業は腰痛持ちの私にはこたえました。タマネギは栽培期間が約6か月と長いので、畑の回転が悪くプロの農家の方は、経営的に大変だと思います。
 
 先週のはじめに趣味の写真撮影を兼ねて、ソウルに行って来ました。ちょうど紅葉のシーズンで、イチョウ並木がきれいでした。左の写真は、韓国ドラマによく出てくる、徳寿宮横の散策路です。7月にも行ったのですが、今回は中国人観光客がすごく多いと感じました。現在、韓国の外国人観光客のトップは中国人です。かって韓流ブームで日本人がトップでしたが、現在はずいぶん減っているようです。デパートやみやげ物店では、中国語の表記が目立ちました。
 
 11月末から12月の中旬までの間に、5回の 勉強会・講演会・セミナーなどがあります。予定が重複して、お断りしたものも1件ありました。夏休みにも、各支援学校での研修会を5回やりましたが、この時はほぼ同じテーマでしたので何とかなりました。しかし、今回は毎回テーマ・対象の方が違うので全部の原稿がほぼ新規となりました。最後の仕上げやこれから取り掛かるものまで、頭の中が混乱しています。今年度はまだ終了しませんが、多分今年は活動のピークではないかと思います。
 
 本日の午前中にイベントの撮影ボランティアの後に、奈良公園まで足を延ばしてきました。ソウルの紅葉もきれいでしたが、奈良公園もきれいでした。ソウルは黄色が中心でしたが、奈良公園は赤と黄色がほどよく混ざった紅葉で大変きれいでした。四季の移ろいを感じられる国に住んでいる事は大変すばらしいことだと思います。奈良公園も中国からの観光客が沢山来ていました。
 
昨日更新しました
 
講演会(122)のお知らせ。下記をご参照ください。
 

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「39窃盗団」という映画のDVD上映会とシンポジウムがあります。
 
1.日時 11月22日・土曜日
      午後1時30分~4時30分
2.場所 はぐくみセンター 9階 大講座室
3.参加費 無料
4.事前申し込み必要
5.締切 15日ですが、締め切りを過ぎた場合は、主催者にお問いあわせください
 
詳細は主催者ホームページをご参照ください。

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